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令和5年秋季研究発表会~完全対面開催~
2023 Autumn Meeting~Post-Pandemic Face-to-Face Meeting
繊維学会会員の皆様におかれましては、ご清祥のこととお慶び申し上げます。ここ京都では、連日の酷暑で灼熱地獄の様相を呈していますが、この時評の紙面をお借りして、今年の11月27日(月)、28日(火)に晩秋の京都で開催する予定の秋季研究発表会(秋研)について、準備状況をお知らせ致したいと存じます(https://www.fiber.or.jp/jpn/events/2023/autumn/index.html)。今年も関西支部が担当いたします。会場は京都駅から南へ徒歩15分(京都市営地下鉄烏丸線九条駅からは徒歩5分)という好立地の京都テルサです。今回初めて、日本繊維機械学会と日本繊維製品消費科学会の協賛として開催致します。既に、8月1日から参加登録が始まっていますので下記のwebからご登録をぜひよろしくお願い申し上げます。
https://www.fiber.or.jp/jpn/events/2023/autumn/Form_appl/index.php
今回の秋研は、今年の3月27日に文化庁長官をはじめとする文化庁の一部が京都に移転されたのを絶好の機会と捉え、「文化庁京都移転元年:繊維学会と繊維文化の新たな歩み」というスローガンを掲げ開催します。そのため、例年にはないカテゴリーとして基調講演を設け、文化庁の方と経産省伝統的工芸品産業室の方にご講演をお願いするべく調整しております。また、恒例の特別講演としては、京都らしい伝統文化の観点から日本舞踊の若柳佑輝子氏(写真1)にご登壇をお願いし、日本舞踊における和装の所作の意味などを講義頂くとともに、実際に、日本舞踊の披露もお願いしております。海外でも講演活動を積極的にされておられますので、日本文化の海外発信の観点からも興味深いお話をお伺いできるものと期待しております。その後の懇親会にも参加して頂きますので、参加者の皆様方と交流して頂けます。
従来の一般発表セッション(ポスターセッション、short口頭発表(発表7分、質疑応答2分)もあります)に加えて、「量子ビーム利用による繊維・高分子材料の構造解析」の特別セッション(口頭発表のみ)と、「繊維に関する伝統産業と最新研究の融合、和装や染色と繊維文化について(仮称)」(依頼講演のみ)、若手産官学交流セッション(依頼講演のみ)、第59回染色化学討論会、高校生の発表セッション(別日程でのハイブリッド口頭発表、ならびに、来場可能な高校生によるポスター会場の一角でのポスター発表)を計画しています。
上述のように、今回は対面立食形式での懇親会を京都テルサ内の「うどんダイニング凛」にて実施します。また、関連イベントとして、11月28日(火)、29日(水)に、若手研究委員会主催「若手交流セミナー2023~大津の繊維産業の歴史を学ぶ~」が開催されます。秋研閉会式の後、京都テルサからバス乗車にて大津市内の宿泊先まで移動し、入浴・夕食のあとで「繊維関連の研究および産業の未来を討論する会」を実施し、翌日は東洋紡総合研究所にて2件の講演会と東洋紡分析センターの見学が予定されています。その後、希望者には、琵琶湖周航船ミシガン内にてビュッフェランチ会食も計画中です。参加者の年齢制限はありませんが、バスに乗車を希望される方は、定員27名ですのでお急ぎお申し込みください。また、別枠の見学会として、京都洛北の悠久の地で操業する川島織物セルコンの伝統工芸西陣織の見学、附設文化館見学会も開催に向けて調整中です。
このように、繊維3学会と関連のある日本文化を深掘りする盛り沢山の企画を用意して、皆様のご来場をお待ちしております。もちろん、最先端の研究成果の発表と討論を皆様方と共に対面にてエンジョイしたいと思っております。奮ってご参加のほどよろしくお願い申し上げます。
写真1 特別講演の若柳佑輝子氏(https://yukiko.wakayagiryu.co.jp/)
櫻井 伸一(京都工芸繊維大学 教授)
*繊維学会誌2023年9月号、時評より
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