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国際会議ISF2024開催にあたって
Call for Participation in ISF2024
今年も暑い夏がやって参りました。この原稿を書いているのが 7月19日ですが、今年、京都では4月 28日、真夏日を記録しました。その後、梅雨に入ってゲリラ豪雨や曇りがちの日々が続きましたが、もうそろそろ梅雨明けです。私は7月第1週にドイツ・ニュルンベルクに出張する機会を得ましたが、現地でも曇りや小雨の日が多くて肌寒く、宿泊先ではエアコンが設置されていなかったのですが、窓を開けると寒いぐらいでしたので、喉が少し痛くなる程度の体調不良に見舞われてしまいました。7月7日の夕刻に帰国しましたが、関西空港に到着するや、暑いのは言うまでもなく、湿度の高さゆえに、衣服がずっしりと重く感じられるほどで、その不快さに改めて日本の酷暑を実感いたしました。皆様もくれぐれも熱中症にはお気をつけ下さい。もうすぐパリオリンピックです。皆さんの推しの選手は活躍されましたでしょうか?
さて、繊維学会の会員の皆様におかれましては、いつも繊維学会の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。私は今年の11月25~28日に京都テルサで開催される予定の繊維学会国際会議 ISF2024(International Symposium on Fiber Science and Technology 2024)の実行委員長を仰せつかっておりまして、この誌面をお借りして、現在の準備状況をご紹介させて頂きます。詳しくはウェブ(https://www.primatours.co.jp/isf2024/)をご覧下さい。図1はウェブのTop Pageです。
ISFは10年に一度、繊維学会が主催する世界規模の国際会議で、前回は東京で繊維学会創立70周年記念行事の一環として2014年に開催されました。今回は80周年記念行事としてISF2024を開催致します。組織委員長は現会長の辻井敬亘先生(京都大学化学研究所)で、日本化学繊維協会(化繊協会)、日本繊維機械学会、日本繊維製品消費科学会、Intelligent Textiles and Mass Customizationとの協賛で実施致します。発表のセッションは、特別セッション3、一般セッション9、ポスターセッションです。現時点での発表件数は、プレナリー講演4件、招待講演25件、特別セッション口頭発表21件、一般セッション口頭発表135件、ポスターセッション156件で、参加登録者数合計346名、うち、海外41名です(6/20現在)。これらのセッションを3日間8会場で実施致します。プレナリー講演はギリシャ・West Attica大学Savvas VASSILIADIS教授、韓国Inha大学のJi Sun Im名誉教授、米国・Drexel大学のCaroline L. SCHAUER教授、東工大・鞠谷雄士名誉教授にお願いしております。また、経済産業省の方、文化庁(京都)の児玉大輔参事官にも特別講演をお願いしております。
スケジュールと致しましては、初日の11月25日にエクスカーション&ウェルカムパーティー、26-28日にセッションを実施します。28日には、若柳佑輝子氏による日本舞踊の特別講演&演舞を実施し、夕刻にはバンケットを実施致します。また、通常の秋季研究発表会を11月28、29日に同じく京都テルサにて実施し、ISF2024の日程と重複させた11月28日には、ポスターセッションを同じ会場で同時開催致します。秋季研究発表会の実行委員長は繊維学会関西支部長の上高原浩先生(京都大学農学部)で、こちらの方は、次のページの上高原浩先生ご執筆の時評で準備状況が紹介されていますのでご参照のほど、お願い致します。
このように晩秋の京都でISF2024を盛大に開催する予定でございます。展示ブースも合計23件、ご出展いただくことが決まっております。どうぞ、会員の皆様、万障お繰り合わせの上、また、会員以外の方々をお誘い頂き、多数、ご参加賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。既に研究発表の申し込みは締め切られておりますが、参加申し込みは当日までウェブ(https://www.primatours.co.jp/isf2024/)を通じて行って頂けますので、多数の方々のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
図1
櫻井 伸一(京都工芸繊維大学 教授)
*繊維学会誌2024年8月号、時評より
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