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2024年繊維学会秋季研究発表会開催にあたって
Toward the 2024 Autumn Meeting
繊維学会会員の皆様におかれましては、ご清祥のこととお慶び申し上げます。本年は繊維学会80周年を記念し、ISF2024を京都テルサにて2024年11月25-28日に開催致します。続いて、秋季研究発表会をISF2024の最終日11月28日から、11月29日までの1日半の会期で開催致します。会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。8月19日を発表申し込み〆切日に設定させて頂きましたので、皆様奮ってお申し込み頂ければ幸いです。
11月28日(木)の午後にポスター発表から秋季研究発表会を開始致します。ポスター発表は、ISF2024と同時開催でありますが、ポスター設置会場を工夫し、秋季研究発表会は日本語による発表とし、例年通り優秀ポスター発表賞の審査を行います。このような状況ですので、ISF2024と秋季研究発表会に同一人物がポスター発表をそれぞれ行うことが不可能です。ISF2024でポスター発表される方は、秋季研究発表会では口頭発表をご選択下さい。
また、本年も高校生セッションを開催致します。高校生の学校カリキュラムを考慮しまして11月16日(土)に事前審査を行うとともに、ポスターを掲示致します。11月29日(金)は、終日、口頭発表を行い、閉会式にて高校生セッション優秀発表および優秀ポスター発表賞の授賞式を挙行いたします。
繊維学会秋季研究発表会は会員の皆様が一堂に会す絶好の機会であり、研究発表を介して新しい人的繋がりが形成される正にネットワーク形成の場であります。我々年秋季研究発表会実行委員は全力で京都にお迎えする準備を進めております。京都の11月末は紅葉のベストシーズンです。京都の秋が会員の皆様の日頃のストレスを少しでも緩和させ、研究への活力源となりますならば幸甚です。
さて、繊維学会秋季研究発表会は繊維学会関西支部が中心となってお世話させて頂きます。支部設立は昭和23年に遡り、櫻田一郎先生が支部長に選出されたとのことです。櫻田先生の恩師は京都大学工業科学科の喜多源逸先生であり、福井謙一先生の師でもあります。喜多源逸先生は「応用をやるなら、基礎をやれ」という言葉を福井先生に残されています。近年の日本の状況には栄枯盛衰を感じざるを得ませんが、温故知新、基礎研究に目を向けることが将来の繊維分野の発展に寄与すると信じております。繊維学会秋季研究発表会では、若い研究者の突き抜けた研究発表をお待ちしております。
以下、2024年繊維学会秋季研究発表会のセッションおよび担当実行委員を披露させて頂きます。
実行委員長:上髙原 浩(京都大学)
副実行委員長:丸林弘典(京都工芸繊維大学)
ISF2024実行委員長:櫻井伸一(京都工芸繊維大学)
実行委員:
1.繊維・高分子材料の創製 山崎慎一(岡山大学)、谷口育雄(京都工芸繊維大学)
2.繊維・高分子材料の機能 木梨憲司(京都工芸繊維大学)、川中直樹(日本エクスラン工業株式会社)
3.繊維・高分子材料の物理 小川紘樹(京都大学)、沼田圭司(京都大学)
4.成形・加工・紡糸 竹下宏樹(滋賀県立大学)、西田裕志(ユニチカ株式会社)
5.テキスタイルサイエンス 松原孝典(産業技術短期大学)、吉岩俊也(旭化成株式会社)
6.天然繊維・生体高分子 杉村和紀(京都大学)、伊福伸介(京都大学)、博田浩明(日清紡テキスタイル
株式会社)
7.ソフトマテリアル 石毛亮平(東京工業大学)、大野工司(大阪公立大学)
8.バイオ・メディカルマテリアル 青木隆史(京都工芸繊維大学)
9.若手産官学交流セッション 原光生(香川大学)
10.繊維基礎科学研究委員会特別セッション 丸林弘典(京都工芸繊維大学)
11.高校生セッション 橋本朋子(信州大学)、中野恵之(兵庫県立工業技術センター)
第60回染色討論会 解野誠司(椙山女学園大学)、上坂貴宏(京都市産業技術研究所)
これまでもご発表されていた会員の皆様、例年ならば秋季研究発表会でご発表されていなかった会員の皆様、ISF2024の英語による発表ではなく、日本語で発表したい会員の皆様、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
上髙原 浩(京都大学 教授)
*繊維学会誌2024年8月号、時評より
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