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2025年繊維学会秋季研究発表会の山形開催にあたって
Autumn Meeting 2025 in Yamagata
繊維学会会員の皆様におかれましては、ご清祥のこととお慶び申し上げます。この度、2025年秋季研究発表会についてお知らせしたく紙面をお借りしました。例年、関西(京都)で秋季研究発表会が開催されていたのですが、2025年は秋の山形で開催する運びとなりました。11月中旬以降になると雪などの交通障害もありえますので、例年より少し早めの2025年10月26日(月)〜27日(火)の日程で開催いたします。会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。また、夏季セミナー終了後の9月12日を発表申し込み〆切日に設定させて頂きましたので、皆様奮ってお申し込み頂ければ幸いです。
10月26日(月)から秋季研究発表会を開始致します。口頭発表は、通常通り4〜5会場で、ポスター発表も26日の午後にセッティングする予定です。それぞれの言語は日本語、もしくは英語による発表とし、例年通り優秀ポスター発表賞の審査を行います。口頭発表もしくはポスター発表を選択可能であり、研究者同士の議論を受けるチャンスとなっております。特に修士、博士、ポスドクなどの若手研究者による発表をお待ちしております。また、恒例の特別講演としては、26日午後に佐藤繊維㈱の社長の佐藤正樹様より、ご講演を頂く予定にしております。佐藤繊維(株)は、1932年(昭和7年)、山形県寒河江市にて紡績業を生業とし創業した紡績・ニットメーカーであり、糸づくりから製品の仕上げに至るすべての工程において「日本のものづくり」を大切にし、独自の目線と自由な発想で、オリジナリティ豊かな製品を世界に向けて発信している企業になります。また、創業当初から続く紡績部門は、ウールや獣毛系の特殊形状意匠糸や工業用紡績糸に加え、コットン、リネンなど植物性天然繊維の企画開発にも近年、注力しているとのことで、地場産業である繊維製品、繊維材料などについてご講演を頂く予定にしております。
繊維学会秋季研究発表会は会員の皆様が一堂に会す絶好の機会であり、研究発表を介して新しい人的繋がりが形成されることが期待されます。そこで、秋季研究発表会実行委員は全力で山形にお迎えする準備を進めております。山形の10月末はちょうどぶどうやラ・フランス、柿などの果物の絶好のシーズンであると同時に芋煮のシーズンでもあります。また、皆様が御存知の通り、山形県は米どころであり水が非常に美味しい場所でありますので、多種多様の地酒がございます。また、非常に有名な高畠ワインなど種々のお酒があります。ぜひともこれらについてもエンジョイしていただきたく考えております。
懇親会は山形テルサから徒歩圏にあります、ホテルメトロポリタン山形にて開催いたします。美味しい食事とお酒、飲み物を楽しんでいただけるようにいたします。
本年の繊維学会秋季研究発表会は繊維学会東北・北海道支部が中心となってお世話させて頂きます。東北地方と北海道の会員が主体となって運営されており、その面積は非常に広大になります。オンラインやメールを活用しながら学会をもり立てて行きますので、何卒ご協力のほどお願いします。
2025 年繊維学会秋季研究発表会のセッションは
1.繊維・高分子材料の創製
2.繊維・高分子材料の機能
3.繊維・高分子材料の物理
4.成形・加工・紡糸
5.テキスタイルサイエンス
6.天然繊維・生体高分子
7.ソフトマテリアル
8.バイオ・メディカルマテリアル
(【医用材料研究委員会 合同セッション】)
(医用材料研究委員会委員長 藤田 聡)
9.若手産官学交流セッション
(若手研究委員会委員長 原 光生)
10. 第61回染色討論会
(染色研究委員会委員長 安川涼子)
となります。
重ねてになりますが、本年度は10月末に東北・山形の地で繊維学会秋季研究会を発表いたします。今回は、月曜日、火曜日となりますが会員の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
松葉 豪(山形大学 教授)
*繊維学会誌2025年8月号、時評より
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